宇宙でもっとも強い力は
広範な興味である
アインシュタイン
(Albert Einstein)
人間のクローンを題材にした映画は、
私が知るだけでも、幾つかある。
・イーオンフラックス(Æon Flux)
シャーリーズ・セロン主演
(Charlize Theron)
2006年の映画である。
・バイオハザードIII以降
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演
(Мілла Йовович)
ミラは、ソビエト出身。
ウクライナ🇺🇦のキエフ(Київ)。
現在の国籍は、アメリカです。
Ⅳまでしか観てません。
・オブリビオン(Oblivion)
トム・クルーズ主演
(Tom Cruise)
ヒロインに、
オルガ・キュリレンコ
(Ольга Костянтинівна
Куриленко)
彼女もウクライナ🇺🇦出身ですよ。
さて、これ位ですね。
割と覚えて無いものです。
映画でさえ、出来ているのです。
現実に、人間のクローンは出来て
いてもおかしくは無いです。
倫理的問題は、また別の話として。

想像できることは、必ず実現できる
SFの父とも呼ばれる、
ジュール・ヴェルヌの言葉である。
(Jules Gabriel Verne)
誰もが一度は耳にした事であろう。
彼はフランス🇫🇷のSF小説家である。
日本で言えば、明治時代。
その時にあって、『月世界旅行』
などSF的な小説を書いている。
科学技術の進歩に対する、先進的な
想像力に長けていたと言える。
一方、現在において、理論は100年先
を行っている。ざっくりと。
例えば、当たり前のように使っている
GPSは、100年以上も前の相対性理論
が可能としたものだ。
冒頭のアインシュタインである。
人類の想像力は、物凄い数のモデルを
生み出し、研究を行っている。
実験し、観測し、理論を検証する技術
が追い付いていない分野も多いと思う。
どの分野でも現在の最先端を知れば、
かのジュールも驚くだろうと思う。
特に、明かしてはイケない事ほど。

ドリーから始まったクローン技術の先は?
世界で初めて、クローン技術により
誕生したのは、ドリーという羊です。
眠るときに、数えるアレですよ。
スコットランド🏴のロスリン研究所。
イアン・ウィルマット博士による。
※スコットランド国旗、あるんだ😮
この分野の科学で衝撃的だったのは、
個体、この場合6歳のメス羊から採取
した細胞を使って、まったく細胞核の
DNAが同じ、別の個体を作れる事が
証明されたことである。
簡単に言えば、ドリーは、6歳の母と
同じ遺伝物質を持ったクローンです。
ドリー誕生は、1997年のことです。
それ以降、ウシやヤギ、ブタなどでも
クローンに成功しているそうです。
ただ、成功率は1%以下だとか。
実際の所は、不明です。
100%なら、公表されない事も。
ドリー誕生以前は、
特定の組織に分化した後の細胞からは
特定の細胞しか作れないと思われた。
例えば、心臓の細胞から取り出した
遺伝物質からは、心臓の細胞のみ。
ところが、核移植とういう方法で
ドリーは誕生した。
母親の 乳腺の細胞から 遺伝物質を、
採取しておきます。
別の大人の未受精卵から遺伝物質を
取り除き、そこに移植するのです。
核移植です。
そして電気ショックを卵細胞に与える
と、細胞は分裂を始め、胚となった。

幸か不幸か、ドリーは短命だった。
母親とは、違う点が多く有った。
その一つが、テロメアが短いことだ。
テロメアはタンパク質で、染色体の
末端にある。
テロメアの働きは、まだ解明の余地
はあるが、年を重ねるにつれ、長さ
が短くなっていく。
細胞は、自分を新しくコピーすること
で、機能を保っている。
テロメアが一定の短さになれば、
そこで細胞の分裂が止まる。
それは機能不全、つまり死に繋がる。
ドリーは生まれつき、母親の6歳時の
テロメアを受け継いでいたのだ。
最終的には、病気を患い、6歳で
安楽死させられたのである。
ドリーは約6年の生涯で、6匹の
子供を普通に出産した。
ドリーが誕生した翌年には、韓国の
研究者らが、ヒトのクローン胚の作成
に成功したと発表した。
ただし、四細胞期、つまり4つの細胞
に分裂した胚までで終わっている。
成功と言えるかは、分らない。

ドリーの死後から、2年が経つ頃、
マウス皮膚細胞から人工多能性幹細胞
が作成される。
そう、iPS細胞(iPS cells)である。
( induced pluripotent stem cells )
翌年、ヒトのiPS細胞の開発に成功。
山中氏🇯🇵率いる京都大学の研究
グループによるものだ。
2014年、別のグループにより、老化
による皮膚のダメージをiPS細胞が
リセットすることが分かった様です。
老化メカニズムの解明や、次世代
化粧品への応用研究も進む。
さらに、2016年には、ES細胞が
テロメア長を維持する事で、老化を
回避する仕組みが解明されたと言う。
同じく、日本の研究グループである。
現在、どこまで研究が進んでいる
のでしょうか!?
再生医療という分野で大いに期待され
ていることでしょう。
少し補足します。
ES細胞(胚性幹細胞)は、受精卵
から少し発生の進んだ、ごく初期の
胚を壊して得られる細胞です。
無限の増殖能力と、胎盤を除く、
あらゆる種類の細胞に分化できる
能力があるそうです。
一方で、
iPS細胞は、人工的にES細胞の状態
に戻した細胞のことです。
ES細胞と同じ性質の細胞を目指して、
違った方法で、人工的に機能的に、
ES細胞に戻した細胞が iPS細胞です。
ところで、テロメアの長さを伸ばす
酵素が、実は元々あるのです。
『テロメラーゼ』という酵素です。
しかし、この酵素が働くのは、
・生殖細胞
・幹細胞
・がん細胞
です。
とても興味深いです。
生殖細胞は、卵子や精子など、子供に
受け継がれていく細胞です。
テロメラーゼにより細胞の年齢が
リセットされるべきものです。
リセットされなければ、生れつき
生殖能力の低い子供が生れる事に。
がん細胞にも、働くとは興味深い。
『生』と『死』が同居してる感じ。
とても、不思議さを感じます。
実はドリー以降のクローン動物では、
テロメアは、ちゃんと長くなっていた
そうです。
その後、どうなったか知りたいです。
『生』と『死』 のバランスって
言うのかな。
しかし、『テロメアの長さ』の意味を
考えさせられます。
人間のクローンが出来て、そして
テロメアの長さが、必要かつ効果的に
保たれる。
そんな事は、可能になるのだろうか。
可能だったのは映画の中のクローン。
今度はジュールに、聞いてみたい。
可能か、どうかではなく、
それは、良い事なのか、どうなのか。

– à la carte –
– 今日の音 –
久々に、Amelie Lens です。
2018年の EXIT Festival ですよ。
セルビア🇷🇸です。
ペトロヴァラディン要塞で開催。
この要塞をいくつもに区切って会場
にするようです。
凄いな!
ドナウも流れる。
– あとがき –
テロメアと聞くと、ある映画を
思い出す。
『アデライン、100年目の恋』だ。
(The Age of Adaline)
主演は、ブレイク・ライヴリーです。
(Blake Lively)
公式リンクは、繋がらないので、
IMDbのリンクを貼りました。
マイヒット作です。
良ければ、是非ご覧ください。

※
加筆・修正は、その時期、内容を示す
ことなく、行っております。
ご了承下さい。
また、何度も言いますが、
単なる『脳トレ』です。
『読む』、『まとめる』、『書く』
まぁ『感想』も入ります。
全て、受け取る側の問題です。

